人間発達環境学において,多様な人間相互の「共生」や「共生教育」の具体化は重要な課題である。この課題意識に基づき,2015年度学術Weeksでは,スウェーデンにおける「共生教育」をテーマとした学術講演会を開き,議論を深めた。2017年度学術Weeksでは,教育哲学の観点から「共生教育」を研究されている髙橋舞氏をお招きする。髙橋氏は,『共生教育の理論研究―「被害者教育」の観点から「加害者教育」の観点へ』で,2006年に博士学位を取得するとともに,2009年には著書『人間成長を阻害しないことに焦点化する教育学―いま必要な共生教育とは』として,まとめている。現実で起こり得る「共生」に付随する加害性(暴力性)を自覚する「共生教育」の在り方について理解を深めたい。
リンク
[1] http://www.h.kobe-u.ac.jp/sites/default/files/general_event/event2017----.pdf
[2] http://www.h.kobe-u.ac.jp/ja/staffs/WATANABE Akio
[3] http://www.h.kobe-u.ac.jp/ja/department2013/g-hde