発達心理学や脳神経科学の知見から,自己や「私」は他者との関係性に応じて生成されることが示されています。一方で,知的障害や発達障害のある人の中には,他者との関係性において「私」を捉えることが困難であったり,そのことで苦悩を感じる実態があります。
今回は知的障害や発達障害のある人に対する心理療法を実践・研究されてきたお二人の研究者をお招きし,「私」を巡る発達の差異や臨床的問題とその実践について話題提供をしていただきます。そして,発達心理学の立場から自閉症や自己の発達を研究されてきた浜田寿美男先生に指定討論者としてコメントいただきます。
障害のある人への心理療法的アプローチの可能性と課題や,障害のある人の「私」の生成を巡って,心理療法と発達研究等の学際的視点から議論をしたいと思います。心理職,大学院生,関連職種,どなたでもご参加下さい。
リンク
[1] http://www.h.kobe-u.ac.jp/sites/default/files/general_event/event_20201206.pdf
[2] http://www.h.kobe-u.ac.jp/ja/node/6434