「東日本大震災心のケア」シンポジウム2
池田忠義先生は,法務関係心理職をご歴任後,東北大学高等教育開発推進センター学生生活支援部学生相談室に勤務され,臨床と研究をなさっていらっしゃいます。東日本大震災直後から学生支援に奔走され,多数の相談を担当されてきました。今回は,震災から現在に至るまで学生相談所としてどのような支援を行ってこられ,こうした相談を通して見えてきた,震災を経験した若者のこころについてご講演をお願いしております。
先生は,震災に関わり以下の論文を公刊されております。
東日本大震災後の大学コミュニティにおける学生相談活動の展開-「結(ゆい)プロジェクト」による震災直後からの初期活動- コミュニティ心理学研究,15,85-98(2012)
東日本大震災と東北大生-東北大学学生生活調査の結果から- 東北大学高等教育開発推進センター紀要7,199-210(2012)
東日本大震災が学生生活に及ぼした影響-学生の支援ニーズに関する自由記述の分析- 東北大学高等教育開発推進センター紀要7,57-68(2012)
また,齊藤と吉田が震災直後に東北大学の震災関連セミナーに参加させていただいたことがご縁で交流が始まり,現在は神戸大学「平成24年度東北大学等との連携による震災復興支援・災害科学研究推進活動」として「東日本大震災の心理的影響と支援のあり方に関する継続的研究」において共同研究を行っております。
どなたでもご参加いただけます。多くの方のご参加をお待ちしております。
心理学セミナー2012世話人 齊藤誠一 [3] ・ 吉田圭吾 [4]
このシンポジウムは,
神戸大学大学院人間発達環境学研究科学術シンポジウム,
神戸大学創立110周年記念事業 [5],
心理学セミナー2012 シリーズ「その道のプロに聞く心理学」第3回
として開催されます。
リンク
[1] http://www.h.kobe-u.ac.jp/sites/default/files/general_event/symposium_20130223.pdf
[2] http://www.h.kobe-u.ac.jp/ja/about
[3] http://www.h.kobe-u.ac.jp/ja/staffs/SAITOH%20Seiichi
[4] http://www.h.kobe-u.ac.jp/ja/staffs/YOSHIDA%20Keigo
[5] http://www.kobe-u.ac.jp/info/outline/110th/index.html