インドネシアは,何千もの島々から成り,多様な民族が共存して一つの国家を作り上げています。その多様な民族には,海洋民族も数多く含まれています。海洋民族というのは,高度な航海技術をもち,人々から畏敬の対象であると同時に差別の対象でもありました。彼らは,もともと独自の言語をもち,海上で生活しながら,海産物をとったり,物を運んだり売買したりして生計を立てていました。しかし,インドネシアが植民地から独立し,国家として体裁を整えていく中で,彼らは陸上での定住生活をインドネシア政府から強制されてきました。
「海の上での生活を捨て,陸上での定住生活を選択した海の民(オラン・ラウット)は,彼らの文化やアイデンティティをどのように継承しているのか?」
昔も今も,多民族が共存する上での人種や宗教,格差による差別や争いのニュースが絶えません。多民族国家ならでは問題やその解決の難しさを実感するとともに・・・少数民族(オラン・ラウット)の視点で世界をみてみませんか?
概要は以下の通りです。
詳細については,次をご覧ください。
リンク
[1] http://www.h.kobe-u.ac.jp/ja/staffs/FURUKAWA Fumiko
[2] http://www.h.kobe-u.ac.jp/sites/default/files/general_page/application_form_hudev_20170517.docx
[3] http://www.h.kobe-u.ac.jp/sites/default/files/general_page/program_indonesia_20170820-0830.pdf