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表現文化論コース(表現文化論教育研究分野) 大学院生の声2013

感性科学 -ヒトの持つセンスや印象,情動を科学する。

吉見 紫彩 さん(前期課程2年生)

 私は高校,大学と芸術制作を行う中で,「感じる」とは何か?という関心が強まり,感性科学が学べる人間発達環境学研究科へ進学しました。ここでは,研究者だけでなくアーティストやパフォーマーが集い,影響し合うことで,自らの研究に「自分らしさ」を見出しています。私は現在,芸術鑑賞の際にタイトルが気になったり,自分の制作した作品のタイトルを考える時にあれこれ悩んだ経験をもとに,「音象徴」と呼ばれる現象について研究を行っています。音象徴とは,パ行は元気良い,ガ行は力強い等,ある音が特定のイメージをもつ現象です。今まで経験的に語られてきた音象徴を科学的に分析するため,「あ」~「ん」の日本語拍の印象や,視覚と聴覚の印象の差異,複数拍への応用可能性を検証しました。学会発表や論文投稿と大忙しでしたが,自分らしい研究ができたと感じています。
 今後は,発声時の身体感覚の影響を探るべく,新たな実験を開始します。どんな結果がでるか,今からとても楽しみです!

案内パンフレット『神戸大学発達科学部・神戸大学大学院人間発達環境学研究科2014』 より

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