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[学術Weeks2012] ジェンダーとWell-being ‐男女共同参画社会における健康増進‐

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招待セミナー
  • Prof. Dr. Rosiwht Roth, University of Graz, Austria
      日時:2012年11月27日(火) 11:00~12:00
  • Prof. Dr. Andreas Schwerdtfeger, University of Graz, Austria
      日時:2013年2月5日(火) 11:00~12:00
*場所は,いずれも神戸大学発達科学部 A417(A棟4階)
目的
 ヘルスプロモーションのためのオタワ憲章(1986)では,健康のための基本的な前提条件として,平和,教育,社会的公正と公平性などあわせて8つの項目が掲げられています。つまり,人が健康を実現するためには,個人の力のみに依存するには大きな限界があり,これから社会を担っていく青少年各々が,自分自身の課題として社会と健康との関係性における問題を捉え,その解決に向かうことが健康増進に不可欠です。
 さて,昨今の日本の社会情勢をみてみると,超少子高齢化社会の到来により,女性が社会で働くことが強く求められる時代となりました。女性が社会においてその能力を生かし活躍できることは,大変望ましいことです。社会的公正と公平のもとで女性の社会参画を実現し,男女が共に健康な生活を送っていくためには,子育て支援や女性のウェルネスに注目した社会づくりが必要です。しかし,国際的にも日本の女性の社会参画の脆弱性が強く指摘されており,男女共同参画社会の実現に向けて,一層の意識改革が必要な時期に直面しております。
 オーストリアでは,この点に注目した研究や取り組みがすでに行われていることから,オーストリアの研究者とともに青少年を対象に社会的性役割とWell-beingに関する研究を行っています。そこで,オーストリアとの共同研究の成果を伝えるとともに,オーストリアの研究者を神戸大学に招き,セミナーを行い,ディスカッションをとおして国際的な視点から男女共同参画社会における健康増進に関する知見を得るとともに,国際的なコミュニケーション能力を養うことをめざしています。

 ジェンダー,健康増進,国際交流に興味関心をお持ちの方は,どうぞご参加ください。
 また,ロズイット・ロト先生は11月26日から29日まで,アンドリース・シュワットフィガー先生は,2月4日から2月22日まで神戸大学に滞在されます。
 参加希望の方,興味関心をお持ちの方は,下記までご連絡ください。
    *連絡先: 神戸大学大学院 人間発達環境学研究科 加藤佳子 (ykatou [at] crystal[dot]kobe-u[dot]ac[dot]jp