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[サイエンスショップ] 第3回キャンパスカフェ 「ギャンブル必勝法はあるか?~生活の中の確率と統計~」

"キャンパスカフェ"

神戸大学発達科学部って,何してるところ?

「キャンパスカフェ」では,様々な分野の知的交流の場を提供します。
職員・学生どなたも大歓迎です!
飲物を片手にお楽しみください。



ギャンブル必勝法はあるか? ~生活の中の確率と統計~

【日時】
2013年 7月31日(水) 12:30~13:15
【場所】
神戸大学発達科学部 B棟1Fピロティ
※コーヒー・紅茶 無料, 飲食・入退場 自由 !
【ゲスト】
小田 利勝 さん (神戸大学名誉教授)

ギャンブル必勝法があるなら,知りたいと思ったことはありませんか?

 ギャンブルは,胴元(カジノ側)が儲かるように設計されているので,客は平均としては必ず損をするはずです。つまり,ごく少数の客だけが儲け,大部分の客は損をします(中には大損をする人もいます)。これはラスベガスやモンテカルロのカジノだけでなく,競馬や競輪,宝くじなどの公営ギャンブルでも同様です。

 このような胴元と客の関係は,公衆衛生施策を実施する行政側と住民側や,医療を行う病院側と患者側との間の関係に似ています。自分が当事者になると冷静な判断がしにくいものですが,確率と統計に関する常識が,冷静な判断を助けてくれるかもしれません。
 また,現在さまざまな社会調査が行われていますが,社会調査を実施する研究者側に確率と統計に関する常識が欠けていると,調査は無意味なものでありかねません。調査ばやりともいわれる今日,デタラメな調査の結果に基づいて得意顔でものを言う面々に騙されないためにも,現代人の教養のひとつとして,確率と統計に関する基礎知識を誰もが身につけることが求められるでしょう。

今回の「キャンパスカフェ」は,ジェロントロジー(老年学)の専門家であり,社会調査のエキスパートでもある小田利勝さん(神戸大学名誉教授)です。
小田さんには,ギャンブルにおける常識と非常識や,社会調査における常識と非常識に関する話題を,生活の中の確率と統計に結び付けて分かりやすくお話ししていただきます。ご関心のあるみなさま,ぜひお越しください.

【主催】
神戸大学サイエンスショップ (内線 7979)