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海外留学報告

大和あさひ 人間発達専攻M2 Erasmus+プログラム 平成31年度派遣交換学生

私は現在,ドイツ東部のドレスデンという都市にあるドレスデン工科大学(Technische Universität Dresden)で派遣交換学生として研究を行っています。この大学は「工科大学」という名前ですが,実際は理系分野だけでなく人文科学も含む18の学部からなる,ドレスデンが位置するザクセン州で一番大きな大学です。またこの大学は約200年前に創設されたもので,歴史ある学舎で様々な研究を行うことができます。

研究にあたっては,同大学に併設されているZLSB(Zentrum für Lehererbildung, Schul- und Berufsbildungsforschung)という教師教育研究センターにお世話になり,国際会議への参加や地域の学校見学などを通して,ドイツの教育の実状や教員養成制度について広く学んでいます。ドイツの学校制度や教員養成制度は日本と大きく異なる部分が多く,それらについて実際に現地で学び経験する中で,自分の視野が広くなっていくのを日々感じています。

慣れないドイツ語と英語での生活に苦労することもありますが,教授やセンターのスタッフの方々など多くの人に支えていただいて,とても有意義な留学生活を送ることができています。つい先日参加した国際会議では,教員養成における海外留学経験の重要性についてのお話を伺いましたが,多様な文化や価値観に触れることができる留学という経験は,今後の人生の中で必ず自分の糧となる,本当に貴重なものだと私自身も実感しています。3か月という短い期間ですが,出来る限り多くのことを学んで帰りたいと思います。