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ゲノム編集という新しい遺伝子操作の技術が人間社会に大きな衝撃を与えつつある。過去を遡れば,遺伝子関連の政策は人間に優劣をつけ,民族差別や障害者差別を引き起こした優生思想の根拠にもなった。遺伝子検査関連で有名なSF映画『GATTACA(ガタカ)』では,着床前診断によって,両親が子どもに臨む条件がそろった受精卵(胚)を選ぶシーンが見られる。学業優秀,運動能力も高く,ルックスも抜群という人間になる胚を選ぶ…。SFの世界の技術だと考えていたが…。実際に,ゲノム編集をの倫理問題を考える上で,このような極端な例を挙げて,対話をしてみたい。
- 日時
- 2020年3月8日(日)13:30~17:00
- 場所
- 鶴甲第2キャンパス大会議室(A棟2階)
- ゲスト
- 河合翔 氏 立命館大学生存学研究センター 客員研究員
- 水野友美 氏 自立生活センター Beすけっと
- タイムスケジュール
- 当日都合で,変更になることがあります。
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- 13:00 受付開始
- 13:30-14:00 アイスブレイク・自己紹介
総合司会 山川哲(神戸大学大学院人間発達環境学研究科) - 14:00-14:30 問題提起
「SF映画『ガタカ』の世界が現実になる日は来るのか」 稲原美苗
神戸大学大学院人間発達環境学研究科人間発達専攻学び系C講座・GSP学生有志(山川哲,藤原雪,金城玄大,井澗未稀,丸橋尚樹) - 14:30-15:00 コーヒーブレイク(問題を出し合う)
- 15:00-16:00 グループに分かれて,哲学対話
ファシリテーター・コメンテーター
田坂さつき(立正大学文学部 教授)
村山留美子(神戸大学大学院人間発達環境学研究科 准教授)
中川雅道(神戸大学附属中等教育学校教諭)
稲原美苗(神戸大学大学院人間発達環境学研究科 准教授) - 16:00-16:45 全体対話
- 参加費 無料 登録不要
- 主催
- 神戸大学大学院人間発達環境学研究科 ヒューマン・コミュニティ創成研究センター(ジェンダーコミュニティ支援部門)
- 共催
- 科学研究費補助金 基盤研究(B)(一般)「哲学プラクティスと当事者研究の融合:マイノリティ当事者のための対話と支援の考察」(代表:稲原美苗)
- 基盤研究(B)「ゲノム編集をめぐる倫理規範の構築を目指して ー科学技術イノベーションと人間の尊厳」(代表:田坂さつき)
- 問い合わせ先
- minaeinahara [at] penguin [dot] kobe-u [dot] ac [dot] jp(稲原美苗)