「居場所」を失ってしまっている子どもたちが大勢いる。
「居場所」とはどのような場所のことを指すのか。それはその人がその人の存在を何も否定されない,ということに加えて,その人に特別な役割がある,ということだろう。定時制高等学校も,一般社団法人などの組織も,コミュニティを創成し,「対話」を始めているのかもしれない。当事者のための「居場所」だけではなくコミュニティとしての「居場所」はどういうものなのか?
- 日時
- 2021年8月14日(土)14:00~17:00 (13:30より入室可能)
- 参加方法
- Zoomによるオンライン形式,要事前申込(申込方法は下記)
- 参加費
- 無料
- 定員
- なし
- 申込方法
- 下記のメールアドレスまで,件名を「シンポ申込」としたうえで,①お名前、②ご所属をメールでお申し込みください。【締切:2021年8月10日】 前日にZOOMの招待メールを送信します。
※お送りいただいた個人情報は、本イベントの運営の目的のみに使用いたします。 - 申込先・問い合わせ先
- 稲原美苗(神戸大学大学院人間発達環境学研究科)philosophy_cafe [at] koala [dot] kobe-u [dot] ac [dot] jp
- [第一部]: 定時制高等学校での取り組み 司会: 梶谷真司(東京大学)
- 趣旨説明(5分ほど前) 稲原美苗(神戸大学)
- 14:00~14:30 西山正三 (宮崎県立宮崎東高等学校)
「生徒の居場所を見つけるために総合的な探究の時間を利用する」 - 14:30~15:00 寺澤佐世(三重県立名張高等学校)
「安心できる場所であるために〜小さな夜間定時制高校の教室から〜」 - 15:00~15:20 全体対話
- 15:20~15:30 休憩
プログラム
- [第2部]: 対話と居場所の関係性 司会:中川雅道(神戸大学附属中等教育学校)
- 15:30~16:00 山方元(愛知県立豊川工科高等学校)
「対話と居場所の倫理」(仮題) - 16:00~16:30 赤井郁夫(一般社団法人officeひと房の葡萄)
「不登校と居場所 ~居場所をなくすとき~ なぜ、子どもの社会的居場所がもとめられるか」 - 16:30~17:00 全体対話 司会:村瀬智之(国立東京工業専門学校)
- ※講演者4名はすべての全体対話(第1部・第2部共に)にシンポジストとして登壇します。
- 主催
- 日本学術振興会科学研究費基盤B 19H01185「哲学プラクティスと当事者研究の融合:マイノリティ当事者のための対話と支援考察」(代表:稲原美苗)
- 共催
- 神戸大学大学院人間発達環境学研究科「ヒューマン・コミュニティ創成研究センター」
- 共催
- 東京大学大学院総合文化研究科・教養学部附属「共生のための国際哲学研究センター」(UTCP)
- 協力
- カフェフィロ