本ウェブサイトは2022年3月末をもって閉鎖いたしました。このページに掲載している内容は閉鎖時点のものです(2022年3月)。
教員情報(NAKAMURA Harunobu)
氏名・職名 |
中村 晴信(なかむら はるのぶ,NAKAMURA Harunobu)教授 |
メールアドレス |
hal [at] kobe-u.ac.jp |
取得学位 |
博士 (医学) (浜松医科大学) |
研究分野 |
公衆衛生学,行動医学,生理人類学 |
[学部] 所属 |
人間行動学科 健康発達論コース |
研究テーマ |
生活習慣と疾病予防や健康増進との関係について研究しています。フィールド調査で健康問題を発掘し,実験で証明するスタイルをとっています。
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[大学院] 所属 |
[博士課程前期課程] 人間発達専攻 こころ系講座
[博士課程後期課程] 人間発達専攻 こころ系講座
[(旧)博士課程前期課程] 心身発達専攻 健康発達論コース
[(旧)博士課程後期課程] 心身発達専攻 健康発達論分野 |
研究テーマ |
生活習慣と疾病予防や健康増進との関係について,疫学調査と実験を組み合わせて,健康問題に関するメカニズムの解明について研究しています。
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研究者情報 |
神戸大学研究者紹介(KUID) |
教員サイト |
教員のウェブサイト |
研究室紹介 |
生活習慣と健康との関係や仕組みを科学的に解明する
長い人生を健康ですごすためには,日々の生活習慣をいかに適切なものにするかが重要です。しかしながら,生活習慣と健康に関する問題は,まだ未解明の部分がたくさん残されています。
私の研究室では,食事と健康との関係や,メンタルヘルスに及ぼす影響といった,現代社会に特有な健康問題を研究テーマとして取り上げ,それがどのような仕組みで生ずるのか解明に取り組んでいます。これらの研究は,多数の対象者に対してアンケートや測定を行うフィールド調査と実験室実験の2つの証明方法を組み合わせて行っています。学生の最終目標は卒業論文の完成です。科学的証拠に基づいた卒業論文の完成を目指して,研究室の学生が自主的かつ意欲的に取り組めるように学習環境を整備し,また,研究室内での発表では盛んに意見を交わし,卒業論文作成に取り組んでいます。せっかくの大学生活ですから,関心があることについて思い切り勉強してみませんか?
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研究最前線 |
生活習慣と健康との間のメカニズムを解明する
当研究室の研究分野は医学および健康科学であり,公衆衛生学を専門領域としています。主な研究テーマは食事と健康に関する研究です。前任地の浜松医科大学では,低エネルギー食と疾患予防に関する研究を行っていました。特にアレルギー性疾患に注目し,低エネルギー食により,接触性皮膚炎やアトピー性皮膚炎の発症や病状の進展が抑制されることを明らかにしました。また,そのメカニズムとして酸化ストレスや内因性の副腎皮質ホルモンの関与について明らかにしました。2005年4月に神戸大学に赴任してからは「生活習慣と疾病予防に関する研究」および「アレルギー疾患の予防に関する研究」を主な研究テーマとし,主に学校保健領域において研究を展開しています。
「生活習慣と疾病予防に関する研究」においては,食習慣やメディアと健康との関連について,一人暮らしの大学生に対する食教育の必要性や,女子学生のやせに関する背景因子について研究しています。また,最近では,食事とメンタルヘルスについての研究を教室の研究の柱の一つとして立ち上げました。これ以外には,メディア使用と健康との関連についても取り組み,小・中学生のメディア使用の実態を調査や,メディアの使用時間と生活リズムの乱れや,心身の健康状態との関連性についての解明を進めています。また,小・中学生の体脂肪とその背景要因や,新型インフルエンザに対する大学生の予防行動などのテーマにも精力的に取り組んでいます。
「アレルギー疾患の予防に関する研究」については,学校環境でのダニアレルゲンの軽減に関する研究に取り組み,ダニアレルゲンの簡易測定法の有効性や高密度状織物の寝具 (防ダニ布団) によるダニアレルゲンの軽減効果について取り組んでいます。
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