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教員情報(OHMIDO Nobuko)
氏名・職名 |
近江戸 伸子(おおみど のぶこ,OHMIDO Nobuko)教授 |
メールアドレス |
ohmido [at] kobe-u.ac.jp |
取得学位 |
博士 (農学) (北海道大学) |
研究分野 |
環境バイオテクノロジー |
[学部] 所属 |
人間環境学科 生活環境論コース |
研究テーマ |
農業,医療,食糧生産,環境保全に貢献するための人間生活の中で変化する環境に対応する植物バイオテクノロジーに関連する研究を行っています。
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[大学院] 所属 |
[博士課程前期課程] 人間環境学専攻 自然環境論コース
[博士課程後期課程] 人間環境学専攻 自然環境論分野
[(旧)博士課程前期課程] 人間環境学専攻 生活環境論コース
[(旧)博士課程後期課程] 人間環境学専攻 生活環境論分野 |
研究テーマ |
イネ科,マメ科,アブラナ科植物,バイオエネルギー植物を対象にした植物環境学ならびに植物の新機能の開発,器官分化についての細胞・ゲノム・染色体・遺伝子の研究を行っています。
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研究者情報 |
神戸大学研究者紹介(KUID) |
教員サイト |
教員のウェブサイト |
研究室紹介 |
変化する環境ならびに生活でいかす植物バイオテクノロジー
植物は自然の環境ならびに人間の生活とともに歩み,変化していくものである。人間が快適に生活していくためには,食料,燃料,衣料品,装飾品,医薬品の材料として,植物の利用は不可欠である。とりわけ最近では,多方面からの関心がバイオテクノロジーに寄せられている。研究室では,植物細胞,遺伝子を対象とした新規のバイオテクノロジー技術を開発し,積極的に今後の植物機能の利用拡大に関する研究と教育を行っている。基礎的な植物環境学の解明,新規エネルギー植物の開発,植物のゲノムについての理解と利用を図る。研究を行っていく心得としては,「おもしろい,楽しいと思える感性」を大事に。
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研究最前線 |
植物バイオを利用して,次世代の環境を改善する
1) 豊かな植物資源のための遺伝子解析技術の開発,
2) 変化する環境のもとでの植物エピジェネティクス,
3) 将来の人間生活に役立つバイオマスエネルギー植物の開発,
についての研究を行っています。
1) 植物ゲノムを染色体・遺伝子で評価し,遺伝情報を人に役立てる研究をしています。生体分子の高感度可視化技術である蛍光分子雑種法(FISH法)や免疫染色法を開発することで,ゲノムの中に存在する遺伝子配列や反復配列,機能するタンパク質について質的・量的な違いを解析することが可能になりました。具体的な近年の研究業績としては,窒素肥料過多の農業で汚染された環境に対して,環境浄化を行うことが可能なマメ科植物,野菜に利用され多様なゲノム構成からなるアブラナ科植物,多くの野生種の遺伝資源をもつイネ科植物など,資源植物科学の研究に貢献しています。
2) 植物は変化する環境のもとで後天的に遺伝子の組成を変化させながら柔軟に適応していき,新しい生態を創出します。本来植物が持っている遺伝子が,後天的に変化する現象をエピジェネティクスといいます。人間がもたらした生活環境や自然環境の変化が植物にどのような変化を及ぼすかに注目して,研究に取り組んでいきます。具体的には,取り巻く栽培環境,ストレス,気候,紫外線量の変動が,植物細胞,そして個体レベルでどのように影響しているかついて研究しています。エピジェネティクスに関連する事象は,植物がどのように環境に適応し,共生していくかを理解する分野として重要です。
3) 環境問題を積極的に改善するために,化石燃料の代替として油を生産することのできるバイオマスエネルギー植物の研究を行っています。具体的には,ジャトロファ,ホホバなどの新規の植物バイオマスの能力を最大限に生かすため,ゲノム・染色体情報の解析,遺伝子組換えによる植物の育成を行っています。これらは,エネルギー資源のない日本で,将来の人間生活に役立つ新しい環境適応型の植物の研究ととらえることができます。
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