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教員情報(WAKIDA Shin-ichi)
氏名・職名 |
脇田 慎一(わきだ しんいち,WAKIDA Shin-ichi)教授 |
メールアドレス |
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取得学位 |
工学博士 (東京大学) |
研究分野 |
環境分析化学,ナノバイオ計測工学 |
[学部] 所属 |
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研究テーマ |
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[大学院] 所属 |
[博士課程前期課程]
[博士課程後期課程] 人間環境学専攻 環境先端科学講座(連携)
[(旧)博士課程前期課程]
[(旧)博士課程後期課程] 人間環境学専攻 環境先端科学講座(連携) |
研究テーマ |
ナノバイオテクノロジーを利用したバイオセンサやマイクロ流体デバイスの研究開発と環境汚染や生体ストレス応答モニタリングの実証研究に関する研究を行っています。
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研究者情報 |
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教員サイト |
教員のウェブサイト |
研究室紹介 |
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研究最前線 |
バイオチップの研究開発で環境ストレスを科学する
ナノバイオテクノロジーと呼ばれる微細加工技術と生物工学を利用した電界効果 (FET) 型バイオセンサやマイクロ流体デバイス (Lab-on-a-Chip) の研究開発を行っています。微小バイオセンサの研究開発の基礎となるセンシング材料の研究開発,センサ応答やマトリックス材料のメカニズム解明の研究を行っています。また,マイクロ流体デバイスのチップ設計研究,LIGAプロセスなど高度チップ作製技術,電気浸透流制御や光スイッチングバルブなどの微小流体制御技術の研究を行っています。
これらのバイオチップの学術的研究のみならず,環境ストレス計測評価を現場で簡単に利用できるバイオチップのプロトタイプを各種開発し,数多くの実証研究を実施しています。例えば,地域環境問題である水質汚濁物質モニタリングブイシステムの研究開発を行い,世界湖沼会議に合わせた琵琶湖実証実験や,地球環境問題である酸性雨一滴成分モニタリングの研究開発をAPEC多国間国際共同研究の枠組みで実施しました。また,新しい環境分野である生活環境問題である魚類への影響で知られるフェノール系内分泌攪乱化学物質や小動物への影響で知られるダイオキシン類その場モニタリング用のバイオチップの研究開発を行いました。さらに,人間環境問題であるヒトの生体ストレス応答物質や健康状態の指標物質のその場計測用のバイオチップの研究開発と実証研究を進めています。
ユビキタス情報社会を背景に,安全・安心な社会の実現,高い生活質の高齢化社会の実現には,ネットワーク入力デバイスとなる新しいバイオチップによる計測デバイスの開発が必須であり,現在,社会が求めているいわゆるグリーンイノベーションやライフイノベーションを支える社会技術への展開を進めています。
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