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[公開シンポジウム] 生誕百年「糸賀一雄」再考―発達保障の思想と実践― [学術Weeks2014]
- 趣 旨
- 人間発達環境学において「発達保障」は大きなテーマの一つである。国際的には,国連がThe Right to Developmentを提唱し,Amartya Sen(1998年ノーベル経済学賞)はDevelopment, Right and Human Securityを打ち出している。日本国内では,「障害者福祉の父」といわれる糸賀一雄(1914-68)が初代園長を務めた滋賀県の近江学園において1961年に「発達保障」が提起された。本2014年は,その糸賀一雄の生誕百年にあたる。そこで,滋賀県が編纂した『糸賀一雄生誕100年記念論文集』*(2014.3.29.)を共有財産として,糸賀一雄に係る「発達保障」の思想と実践を再考する。本シンポでは学外の研究者二名をお招きし,学生・院生はもとより,保育・教育・福祉・医療などの現場で働く方々など多数の参加者を得て,ともに論議を深めたい
- *糸賀一雄記念財団HPに申し込めば書籍は実費(1500円)で入手可能。関連論考を電子データ『糸賀一雄生誕100年記念論文集』http://100.itogazaidan.jp/wp-content/uploads/monograph.pdf から事前に入手してご持参下さい。
- 日程
- 2014年12月13日(土)
- 場所・定員・資料代等
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兵庫県学校厚生会館 (JR元町駅・北へ徒歩1分) 2階「大会議室」
〒650-0012 神戸市中央区北長狭通4丁目7番34号 TEL:078-331-9955(代)
- 定員 約100名 高校生以上ならどなたでも申し込めます。
- 参加申込み方法
- 申込用専用メール: kobehattatsu2014 [at] h[dot]kobe-u [dot] ac [dot] jp ←左記をクリックして下さい
返信&当日受付事務のために「氏名(ふりがな),メールアドレス」(可能なら,参加者の分布把握のために「都道府県,職業,年齢層=○歳代」)を送信して下さい(FAXへも可能)。個人情報は集会の目的以外には使用しません。
- 主催
- 神戸大学大学院 人間発達環境学研究科 渡部研究室
- お問い合わせ先
- 神戸大学大学院 人間発達環境学研究科 /
- 渡部 昭男(わたなべあきお)研究室
- TEL/FAX:078-803-7726
- メール:akiowtnb [at] port[dot]kobe-u [dot] ac [dot] jp
- 〒657-8501 神戸市灘区鶴甲3-11 神戸大学大学院 人間発達環境学研究科(発達科学部)
プログラム
- 9:30 開場・受付
- 10:00 開会挨拶
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- 趣旨説明 (渡部 昭男[本研究科教授]/船曳優斗[本研究科院生])
- 10:10 糸賀一雄の紹介映像(その1)
- 10:20 講演① (90分)(司会:川地 亜弥子[本研究科准教授]/佐川てるは[本研究科院生])
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- 蜂谷 俊隆(関西学院大学等非常勤講師)
「糸賀一雄の活動と思想――下村湖人との親交と『煙仲間』運動への関与を中心に」
博士論文:博士(人間福祉)関西学院大学2012「糸賀一雄の研究:戦後知的障害児者福祉の展開と糸賀の業績・思想をめぐって」
- 11:50 昼休憩(60分)
- 12:50 鳥取からの特別報告(鳥取県福祉保健部 生田美行係長/鳥取短期大学 國本真吾准教授)&糸賀一雄の紹介映像(2)
- 13:10 講演② (90分)(司会:赤木 和重[本研究科准教授]/篠原有希[本研究科院生])
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- 中山 慎吾(鹿児島国際大学教授)
「障害児(者)に関わる人々と『ケアの肯定的側面』――糸賀一雄の著述からの考察」
博士論文:社会学博士 筑波大学1991「糸賀一雄論―福祉実践における福祉理念の研究―」
- 14:40 ミニ講演 (40分)(司会:木下 孝司[本研究科教授]/赤座仁美[本研究科院生])
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- 垂髪 あかり(本研究科[博士課程後期課程]院生)
「『横(横軸)の発達』に込められた願いを未来へ読み解く――『横(横軸)の発達』、『重症児の生産性』、『ケアの肯定的側面』という3概念からみる糸賀思想」
受賞:糸賀一雄生誕100年記念懸賞論文「佳作」2014(滋賀県)
- 15:20 小休憩(20分)
- 15:40 総合討論 (70分)蜂谷・中山・垂髪+参加者 (司会:渡部 昭男/金丸彰寿[本研究科院生])
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- 生誕百年「糸賀一雄」再考――発達保障の思想と実践――
- 16:50 閉会挨拶(木下孝司/垂髪あかり)