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[学術Weeks2012] 第4回ライフヒストリー研究国際シンポジウム「ライフヒストリー:その可能性を探る」 (11/29・30)

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 人生の出来事を語り聴き,個人史を記述する実践がライフヒストリーです。個人の自己形成に深く関わるライフヒストリーを心理,教育の実践研究に用いていく試みは,多様になされています。神戸大学ではこれまでに3回の国際シンポジウムを行い,本邦ではほとんど未紹介であったフランスのライフヒストリー(histoire de vie)のグループとの交流を重ねながら,ライフヒストリーの基本的な観点と,社会教育,ESD,教育臨床における実践を討議してきました。
 今回は神戸大学大学院人間発達環境学研究科 学術WEEKSの企画として,国際シンポジウムを開催します。社会の様々な実践場面で,ライフヒストリーがいかにして自己に固有の時間を超え,世代をつなぎ生成的なものになっていくかの検討を行い,個人の自己形成の内実に迫る方法論および成人学習の方法論として,ライフヒストリーの可能性を議論していきたいと思います。

日時
11月29日(木)   [場所] 神戸大学百年記念館 会議室A
11月30日(金)   [場所] 神戸大学発達科学部 A347(A棟3階)
  • 10:00 基調提案 「ライフヒストリーを通じて学問の交差領域を作るⅠ  クリスチーヌ・ドロリー・モンベルジェ
             報 告 「日本のライフストーリー実践と研究」  末本 誠(神戸大学)
  • 12:00 休 憩
  • 13:30 シンポジウム 「ライフヒストリーを通じて学問の交差領域を作るⅡ」
                発 題  クリスチーヌ・ドロリー・モンベルジェ
                討論者 森岡 正芳
                司 会  末本 誠
【クリスチーヌ・ドロリー・モンベルジェ】
 パリ13大学教授。専門は教育科学。「パリ13大学/北部・パリ第8大学/ヴァンセーヌ・サンドニ合同研究交流センター」(EXPERICE)副代表として,「都市における主体形成:教育・社化・伝記」研究を主催している。現在,国際ライフヒストリー成人教育研究協議会(ASHIVIF)代表。質的,解釈論的研究の立場から,人が自伝を書く(ライフヒストリーを語る)という行為を通して,どのように政治や社会の主体として自らを形成するのかを,実践的な観点から明らかにすること目指している。
 著書に,『ライフヒストリー- 自己から社会へ- 』(2000),『経験の意味- 伝記というきっかけ- 』(2001),『伝記と教育』(2003),『ライフヒストリーおよび教育の伝記的探求』(2005),『写真と自己イメージの形象化』(2005),『社会的当事者- 政治・社会の主体とその形成- 』(2006),『生きる-生き残る』(2009),『伝記という条件』(2009)などがある。
主催
神戸大学大学院人間発達環境学研究科
神戸大学大学院ライフヒストリー研究会
神戸大学大学院人間発達環境学研究科 学術Weeks 2012
共催
神戸大学大学院人間発達環境学研究科キャリアサポートセンター(CSセンター)
問い合わせ
神戸大学大学院人間発達環境学研究科ヒューマン・コミュニティ創成研究センター
TEL:078(803)7970 /  FAX:078(803)7971