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キャロル・オージャ教授 特別講演「Sono Osato:Politics, Ballet, and Broadway during World War II」
- 日時
- 2017年1月12日(木) 15:10~16:40
- 英語講演,通訳なし,レジュメあり
- 場所
- 神戸大学発達科学部 C101(C棟1階)
- 対象
- 学生,卒業生,教職員,一般
- 入場無料,事前予約不要
- 主催
- 神戸大学大学院人間発達環境学研究科
- 問い合わせ
- 大田 美佐子 misaohta [at] kobe-u[dot]ac[dot]jp(人間発達専攻 表現系講座)
講演者プロフィール
- Professor Dr. Carol Oja キャロル・オージャ
- キャロル・オージャ教授はハーバード大学音楽学部教授。21世紀のアメリカ音楽史研究のリーダー的な存在である。アメリカ音楽のトランス・ナショナルでクロスオーバーな独自性を,インタビューや自筆譜の分析など,夥しい量の緻密な実証研究で描いてきた。緻密な資料研究に基づくその独自の視点は1920年代のニューヨークの音楽シーンを描いた大著「Making Music Modern」に結実し,近著「Bernstein meets Broadway」などのミュージカル研究でもその視点は,ジャンルをも超えて人文学各方面に影響を与えている。
- 講演の説明
- ブロードウェイ・ミュージカル「オン・ザ・タウン」(1944)はレナード・バーンスタインの輝かしいキャリアのスタートでもある。戦後映画化された「踊るニューヨーク」(邦題)は,フランク・シナトラやジーン・ケリーの軽快な踊りと歌で,世界中で大ヒットした。実は舞台版の主役のひとりには日系二世のソノ・オーサトが起用された。彼女は一世を風靡したロシア・バレエ団のダンサーでもあった。第二次大戦下,日系人としてアメリカの舞台で活躍した彼女の芸術活動と家族の物語や,人種混合キャストの舞台の実際など,近年デジタル化されたアフリカ系アメリカ人の新聞や最新の資料を駆使して,新たな枠組みから描き出す。
- 講演案内ポスター
- キャロル・オージャ教授 特別講演「Sono Osato:Politics, Ballet, and Broadway during World War II」