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【教育基礎研究道場】サイバーフィジカル概念に基づくインタラクティブ学習支援システム(第1部・第2部)

講師
楠 房子(多摩美術大学),溝口 博(東京理科大学)
日時
2020年12月11日(金)15:10〜18:10
題目
サイバーフィジカル概念に基づくインタラクティブ学習支援システム(第1部・第2部)
会場
鶴甲第2キャンパス A447室(A棟 4階)
備考
現在のところ,対面で実施する予定です。ただし,コロナ禍の状況対応レベルにより変更する場合があります。
概要
われわれが生身の身体をもって実際に暮らしている「こちら側の」物理世界(physical world)は,文字通り物理法則に支配・拘束されています。一方,「あちら側の」いわゆる電脳世界(cyber space)は,記号と論理にのみ支配され,物理法則に支配も拘束もされません。したがって距離も時間も制約がありません。この全く異なる二つの世界を結びつけることで,何か楽しいことや面白いこと,儲かること,便利なこと,世の役に立つことを実現しようという「サイバーフィジカルシステム(Cyber-Physical System)」なる考え方が,ここ十数年ぐらいの間,技術・工学の分野で進展してきました。講演者らはこの考え方に基づき,「ユニバーサル人形劇」,「人間すごろく」,「入り込める古生物環境」,「山猫ジャンプ」,「幼虫擬態を見つけ出せ」,「力を合わせて火の粉を振り払おう」といった身体的インタラクションを伴う種々の学習支援システムの研究開発に取り組んできました。講演の第1部では,これら諸システムの実際の動作例をビデオで紹介すると共に,それぞれの狙いや得られた知見などを説明します。第2部では,これらシステムの技術的な仕組みや構成,開発の苦労話等をご紹介します。
担当
稲垣 成哲



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