「子どもの貧困」と関わって,子どもへの食文化・食生活の保障が今注目されています。神戸大学においても「のびやかスペースあーち」の移転拡充に伴って,「子ども食堂」が開設される予定です。ところで,隣国の韓国では,食文化を伝え安心安全な食事を提供する立場から,学校給食が重視されています。また,小中学校の学校給食は無償化されており,高校でも無償給食を実施するところがあります。一方,日本では義務教育段階であっても学校給食は有償であり(一部の自治体は無償化),中学校などで給食自体を実施していないところもあります。韓国における学校給食について,比較教育の視点から給食事情を,教育法の視点から無償化を,探ります。
開催について
- 日時
- 2016年11月12日(土)13:00~16:30
- 場所
- 神戸大学発達科学部 大会議室(A棟2階)
- 参加
- 自由(事前連絡不要) / 無料
- 次第
- 司会・運営 下木 なつみ(神戸大学大学院人間発達環境学研究科・博士課程前期課程院生)
朴 祉玟 Park Jimin(同院生),張 主善 Jang Jusun(同院生)
孫 鳴孜Song Maixi(同院生),石川 雄也(同院生),星川 佳加(同研究生) - 1) 13:00~13:40
高 鐫氏 Ko Jeon(韓国・国立済州大学校 教授):
「(仮)韓国における子どもの権利保障と無償教育」
(「日本の義務敎育費國庫負擔制改革と示唆点」『敎育法學硏究』 18(1),2006) - 2)13:50~14:30
河 奉韻氏 Ha Bongwoon(韓国・京畿大学校 教授):
「(仮)韓国における無償給食の広がり:教育法の視点から」
(「学校給食費支援制度に関する論争点の分析研究」『韓国政策研究』,2012/「京畿道の無償給食政策の形成過程」『教育政治学研究』,2014) - 2)14:40~15:20
出羽 孝行氏(日本・龍谷大学 准教授):
「(仮)韓国における学校給食事情:比較教育の視点から」
(「韓国学校給食序説―現状と課題―」『研究談叢 比較教育風俗』(11),2010) - 休憩10分
- 4)15:30~16:30
討議(質疑応答を含む) - *発達科学部周辺には食堂や売店がありません。昼食を済ませてからおいで下さい。
なお,当日は神戸大学「六甲祭」の期間中です。屋台や出店などのあるキャンパスもあります。 - 主催
- 神戸大学大学院人間発達環境学研究科 学術Weeks2016
- 問い合せ
- 渡部昭男
akiowtnb [at]port [dot] kobe-u [dot] ac [dot] jp
TEL / FAX 078-803-7726 - 川地亜弥子
kawaji [at]port [dot] kobe-u [dot] ac [dot] jp
TEL / FAX 078-803-7775