心に関する「なぜ」を探りながら, 人や自分自身と向き合う。
池田 ゆきみ さん(心理発達論コース4年生)
心理発達論コースの講義では、様々な方向から人の心にアプローチすることができます。
なかでも「心理検査法」では,実際に検査を行い結果を考察し,人と違う自分を改めて知ることができます。また三回生から始まるゼミでは,仲間と好きなテーマで共同研究に取り組みます。当たり前に思っていたことに対して,新たな発見やわくわくすることがたくさんあるはずです。例えば,ポジティブな人もいれば,ネガティブな人もいる。なぜポジティブな人はポジティブなのか。ある事柄に対する心情や解釈,どう思うか,どう行動するかは人それぞれです。自分はどうしてそうなのか,人と違うのはなぜなのか。私たちのあらゆる行動基準や判断,そこに生じる感情は,どう育ってきたか,どう生きてきたか,など,その人の心の発達と密接に関わります。
心を探ることは,その人の人生を見つめ直すことでもあると思います。是非このコースで,色々な人やその考え方,そして多様な生き方に触れて下さい。
案内パンフレット『神戸大学発達科学部・神戸大学大学院人間発達環境学研究科2014』 より