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教育基礎研究道場:合評会報告

研究道場論文合評会


講演者
太田 知実(神戸大学大学院人間発達環境学研究科・博士課程前期課程)
馬場 大樹(神戸大学大学院人間発達環境学研究科・博士課程前期課程)
会場
発達科学部大会議室(A棟2階)
日時
平成26年9月18日(木)15:40~
報告
今日,大学における教師教育改革は喫緊の課題とされている。そこで,研究道場論文合評会において,油布佐和子「教師教育改革の課題」,別惣淳二「教員養成の質保証に向けた教員養成スタンダードの導入と意義」のレビューを行った。別惣論文においては,改革の代表例である「教員養成スタンダード導入」への考察を通じて,各大学が自律性をもって教員養成の質保証を果たす必要性が述べられていた。一方,油布論文では,「実践的指導力」への分析を通して,昨今の潮流に対する批判的論調が確認されるとともに,教員養成において研究と教育の両面から貢献する大学の在り方について示唆が与えられた。教師教育とは,船寄先生が仰っていたように,教員養成課程をもつ大学において,それに携わる各人が考えなければならないテーマである。それ故に,本合評会は,今後も教育学に身を置く者として,教師教育について当事者意識をもって考える良い契機であったと言える。(人間発達専攻 M1 太田知実,馬場大樹)

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