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発達支援論コース 学生の声2011

専門・学年を越えた出会いとひとりひとりに寄り添った学び

田中 彩奈 さん(発達支援論コース4年生)

 「あなたが興味・関心のあることは何ですか?」これは,発達支援論コースの第一回目の授業で多くの先生が私達に仰った言葉です。私達の答えを先生はすべて書き取って,授業プランを考えてくださいます。例えば,子ども・家庭支援の授業では,母子家庭から学力格差の問題まで,受講したすべての学生の興味に寄り添って授業が進められました。このコースの凄いところは,別々の専門を持って学んできた人たちに,学部や大学院・ゼミなどの枠を越えて出会える事です。例えば,ジェンダーについての授業でまさか「ファッション」の議論になるなんて,私には最初は想像もつきませんでした。しかし,この表現学科らしい切り口によって,私は「問題」としてではない「ジェンダー」について,初めて考えることができました。様々な人が集まるから,それぞれにとって新しい発見がある。発達支援論はそんなコースだと,私は感じています。


案内パンフレット『神戸大学発達科学部・神戸大学大学院人間発達環境学研究科2012』 より