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KIITO実験展 ―彫刻と身体による空間の再認識,再検証(神戸大学 KIITOプロジェクト―大学のアートリソースの地域連携活用に関する実践研究1)

企画

KIITO実験展 ―彫刻と身体による空間の再認識,再検証。
(神戸大学 KIITOプロジェクト―大学のアートリソースの地域連携活用に関する実践研究1)

趣旨

空間は閉じてはならない。空間には風が吹いていなければならない。
KIITOには,その空間が真にある。
そのような「場」の特性に深く関与する表現とはどのようなものなのだろうか。

私たちはこの問いに対して,第1弾の試みとして「波動」をテーマに,KIITOを実験場として,空間と彫刻と身体の共振の可能性を探ります。

塚脇淳(作家名 JUN TAMBA)の空間的要素の強い彫刻作品と,工藤聡の身体感覚をストイックなまでに突き詰めた表現と,強靭さとしなやかさを併せ持つダンサー関典子の3者によって,KIITOを振動させることができるだろうか。

――― 研究代表・企画 塚脇 淳(JUN TAMBA) ―――

企画・舞台美術
塚脇 淳(彫刻家・神戸大学教授)
監修・演出・出演
工藤 聡 (振付家・舞踊家・在スウェーデン)
出演
関 典子(舞踊家・神戸大学准教授)
日時
2016年12月24日(土)・25日(日)18:00
*17:30~受付開始
会場
デザイン・クリエイティブセンター神戸(KIITO)
予約
無料・要予約
メール:kiito-project [at] h [dot] kobe-u [dot] ac [dot] jp
*件名を「KIITO実験展」とし,「氏名・所属・日時・人数・電話番号・メールアドレス」をお送りください。
*お送りいただいた個人情報は,本企画の運営のみに用います。
お問合せ
神戸大学KIITOプロジェクト実行委員会
メール:kiito-project [at] h [dot] kobe-u [dot] ac [dot] jp
主催
神戸大学KIITOプロジェクト実行委員会
共催
神戸大学発達科学部人間表現学科・神戸大学大学院人間発達環境学研究科
協力
デザイン・クリエイティブセンター神戸

プロフィール

塚脇 淳 JUN TAMBA
1952年京都府生まれ。1977年京都市立芸術大学彫刻科卒業,1979年同大学院修了。2015年,作家名をJUN TAMBA とし,鉄を素材に,構成的抽象彫刻を追求し続けている。近年は作品の制作プロセスを重視する公開制作やシンポジウム,ワークショップなどに力点を移し,海外での表現活動が顕著。ロシア・ペンザ国際彫刻シンポジウムでの野外彫刻現地制作,韓国・仁川での滞在制作・展覧会など,アートによる対話と交流事業に傾注している。その他,第3回美濃加茂彫刻シンポジウム '90(岐阜),プサンビエンナーレ・スカルプチャープロジェクト(韓国),BEMIS Center for Contemporary Artsアーティスト・イン・レジデンス(米国),「From The Earth Project」「彫刻を音で見るワークショップ」(西宮市立大谷記念美術館・兵庫),神戸ビエンナーレ海上アート展(兵庫)などに参加。現在,NEW HEAVY 代表,CAP(芸術と計画会議)メンバー,神戸大学発達科学部人間表現学科長。

(photo: Nelson Rodriguez-Smith)
工藤 聡 Satoshi Kudo
振付家,ダンサー。自ら考案したダンスセオリー「モーション・クオリア」をもとに作品を創作している。名古屋市出身,ストックホルム在住。18歳で上京し宮崎渥巳に師事。24歳でニョーヨーク留学,その後28歳で渡欧。2003年にはポーランドにてセルゲィディアギレフ特別賞を受賞。ダンサーとしては,オハッド・ナハリン,シディ・ラルビ・シェルカウィら,コンテンポラリーダンスを代表する振付家やカンパニーの作品に出演。2006年から2013年までシェルカウィのアシスタントとしても活動した。また平山素子,伊藤郁女,大植真太郎らとのコラボレーションも実施。2015年はスウェーデン王立バレエ団にリハーサルディレクターとして所属。マッツ・エック『白鳥の湖』などコンテンポラリーダンス作品全般を担当。2016年9月,ナゴコン主催あいちトリエンナーレ2016舞台芸術公募公演プログラムに振付家として招聘され,愛知県芸術劇場にて新作『シールェ/scire』を発表した。
関 典子 Noriko Seki
ドイツ生まれ,宝塚市育ち。幼少よりバレエを学び,コンテンポラリーダンスに転向。近年はソロ活動を中心に,美術・音楽・写真・殺陣・3Dホログラム映像・ファッション・GOATBEDライブ出演など,他ジャンルとのコラボレーションを手掛けている。これまでに,イシグロダンスシアター,H・アール・カオス,和栗由紀夫+好善社,冨士山アネット,サイトウマコト,いいむろなおき,寺田みさこ,村本すみれ,黒田育世らの作品に出演。2009年より,兵庫県立美術館・屋外大階段にて「Site Specific Dance Performance」シリーズを連続開催(『GATE』2009,『KIRA』2011,『春の祭典』2013,『動物の謝肉祭』2015)。お茶の水女子大学大学院人間文化研究科博士後期課程を経て,現在,神戸大学大学院人間発達環境学研究科 准教授,兵庫県立芸術文化センター所蔵「薄井憲二バレエ・コレクション」キュレーター。「日本ダンス評論賞」「兵庫県芸術奨励賞」「神戸市文化奨励賞」など受賞。