現在,大学には,研究・教育・社会貢献が3つの大きな柱として求められています。発達科学部構成員がどのような社会貢献活動を行っているかを広く社会に公開するために,2004年度,発達科学部社会貢献準備室が発足いたしました。そして,発達科学部構成員の社会貢献とはいかなるものであり,それをどのように公開するかについて各種委員会等で検討を行ってきました。
その結果として,発達科学部構成員の社会貢献評価目標としては,大学基準協会資料第58号(平成16年5月)の「社会貢献」の規定を基本とすることになりました。すなわち,発達科学部は,
- その知的資源をもって積極的に社会に貢献することが期待される。
- 社会との交流を促進するシステムの構築に努め,情報を発信し,教育研究上の成果を社会に積極的に還元する必要がある。
この考え方に沿って,以下のような具体的評価項目を設けました。
- 評価項目
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- 学会活動(理事,評議員,編集委員等)
- 学会大会,研究会,シンポジウム,セミナー,公開講座等の主催および参画
- 講演活動(市民講座,NPO,NGO,政府関連機関等)
- 学外委員等(国,自治体,NPO,NGO等)
- コンクール,競技会の審査員等
- 学外への技術供与
- 学外への学術情報の提供
- 特許
- 海外研究者との交流
- その他
上記の評価項目を基本として,2004年10月から,教員の社会貢献に関する基礎データを収集いたしました。教員個々の社会貢献活動は多様であり,それらをデータとして公開するのではなく,各教員が自分で執筆し,Webで公開することになりました。2005年4月より,発達科学部社会貢献準備室は,発達科学部社会貢献室になり,2007年4月には,学部組織の配置転換によって,人間発達環境学研究科社会貢献室となりました。そして,2005年度以来,年度毎に所属教員の社会貢献レポートを刊行しています。
社会貢献レポートを紙媒体・Webにて刊行する目的は,神戸大学発達科学部・神戸大学大学院人間発達環境学研究科は地域の様々な諸機関・諸団体・人々と連携して「ヒューマン・コミュニティ創成」に向けて教育・研究・実践をその中心課題としており,このレポートを通じて,いっそう多くの人々とのつながりが広がることを期待できることです。また,もう一つの目的は,日頃顔を合わせながら,教員同士がどのような社会貢献活動をしているのかを知り合う機会が少ない中で,本レポートを通じて,お互いをよりよく知り合い,より強い人間関係を築くことによって,教育・研究のいっそうの発展に役立てることです。これらの目的を達成することを願っています。
社会貢献レポート(2005〜2009年)
- 社会貢献レポート [2009年度] (PDFファイル,3.8MB)
- 社会貢献レポート [2008年度](HTML)
- 社会貢献レポート [2007年度](HTML)
- 社会貢献レポート [2006年度](HTML)
- 社会貢献レポート [2005年度前半](HTML)
- 社会貢献レポート [2005年度後半](HTML)