神戸大学発達科学部内に大会事務局がある「マスターズ甲子園」を題材に,重松清氏原作,大森寿美男氏の監督・脚本で製作された映画「アゲイン 28年目の甲子園」の撮影が,2013年12月21と22日に甲子園球場,23日に神戸大学発達科学部で行なわれ,本学部を中心とした学生や教職員も多数,エキストラや撮影補助として協力参加しました。
甲子園球場での撮影には,実際の大会の雰囲気を再現するボランティア役のエキストラとして約30名が2日間の撮影に協力し,主演の中井貴一氏・柳葉敏郎氏らが演じるOBチームの傍で,撮影班やボールボーイ班の役割を担当しました。実際のマスターズ甲子園でもプログラムの最後にペア単位で行なわれる「甲子園キャッチボール」のシーンでは,一般に募集されたエキストラに加えて,本学部の学生や教職員も友人や家族とペアを組み,グラウンドいっぱいに広がって行なわれるキャッチボールに多数参加し,また,数百人に及ぶ観客エキストラへの説明や誘導なども学生が映画製作スタッフとともに担当しました。
12月23日にマスターズ甲子園発祥の地である神戸大学発達科学部で行なわれた撮影では,正門,大会事務局,グラウンドの3つのシーンを撮影し,主題歌「夢のつづき」を担当するミュージシャンの浜田省吾氏も激励に訪れました。正門の撮影では大森監督の指導の下,通学エキストラとして参加した15名の学生も撮影に臨みました。波瑠氏演じる女子学生の所属する研究室(大会事務局)のシーンでも,実際にマスターズ甲子園を運営している大会事務局の大学院生・学部生10名が,波瑠氏の同級生や先輩役として撮影に参加し,映画の中で少々ぎこちないながらも大会前の事務局の雰囲気を作り出しています。
グラウンドでのキャッチボールシーンの撮影は,六甲山のアルプススタンドに囲まれた甲子園球場と表現した大森監督の意向により発達科学部グラウンドで行われ,中井氏と波瑠氏の穏やかなキャッチボールを撮影スタッフとともに見守り,撮影のクランクアップを迎えました。