国境を超えた多様な価値観が,主体性を磨く
松岡 佑樹 さん(前期課程2年生)
社会環境論コースは留学生も多く,日本や海外の多様な社会問題が扱われています。学部生時代にはそれらを表面的にしか理解していませんでした。しかし,大学院での授業はすべてが討議形式で,専攻分野の違う院生や留学生の意見を幅広く聞くことで様々な方向から理解を深めることができます。そして何より自分自身の「主体性」を磨くことができることが社会環境論コースの大学院の大きな魅力だと思います。「主体性」を持ち続けていれば,発見と感動が毎日あるのが院生生活です。
私は現在,都市地理学を専攻し,都市の中でオフィスや商店などがどのような法則で立地するのかを研究しています。自分の研究を地方自治体の都市計画に活かし,快適なまちづくりに繋げたいと考えています。研究に苦労は付き物ですが,一つの事象を深く探求していく過程に大きな楽しさがあります。また,大学院は多様な価値観を持った人たちが集まる場です。コースや国籍にとらわれない院生仲間の存在は,研究の苦労を忘れさせ,日々の生活を充実させてくれます。
案内パンフレット『神戸大学発達科学部・神戸大学大学院人間発達環境学研究科2011』 より