日常生活に面白い問題が潜んでいることに気づきます
泉谷 偲乃 さん(生活環境論コース4年生)
自分が勉強していることが将来どんな役に立つのだろう,と考えている人も多いのではないでしょうか。
生活環境論コースは,名前の通り日常生活に関する様々なテーマを扱います。日常生活といっても,いざ研究となると文系・理系の枠を越え,アンケート調査から化学,物理実験まで様々な方法を必要とする複雑な領域です。しかしそれだけに,研究成果は私たちの生活に直接関連し,役立ちます。
私は文系出身ですが,今は実験中心の「理系」的な研究をしています。私が所属している植物環境学研究室では食料生産,環境保全などに貢献するための植物バイオテクノロジー開発を手掛けています。最先端の技術に触れ,扱えるのはまさに研究の醍醐味です。
頭で考えるだけでなく,実際に目で見て肌で感じて結果を体感でき,しかも身近な問題につながる。これが生活環境論コースの何よりの魅力です。日常生活の様々な問題について,みなさんもここで学んでみませんか。
案内パンフレット『神戸大学発達科学部・神戸大学大学院人間発達環境学研究科2013』 より