地域の再生可能エネルギーを推計し
持続可能な社会をプロデュース
坂口 卓司 さん(前期課程2年生)
私が所属する都市環境システム研究室では,環境の側面から持続可能な社会の構築を目指して,再生可能エネルギー,ごみ,ライフスタイルに着目した研究を行っています。私の研究は,淡路島で再生可能エネルギーを導入することで,二酸化炭素・コストが現在と比較してどれだけ変化するのかを評価しています。評価手法には,物質フロー分析・LCAなどの考え方を用いて,数値として結果を示します。
しかし,数値化で終わったのでは,意味がありません。研究背景や社会事情を調査し,一般社会でも適用できる結論が求められます。このような研究プロセスこそが発達科学を象徴する「文理融合」だと自負しています。
私は学部での卒業研究をより深くやろうと思い,大学院に進学しました。大学院では,国内外での研究発表等,貴重な経験ができます。私も国内学会で二度研究発表することができました。少しでも研究がおもしろいと感じたなら進学することをおすすめします。
案内パンフレット『神戸大学発達科学部・神戸大学大学院人間発達環境学研究科2014』 より