社会にあふれる「なぜ?」に「住宅・都市」からアプローチする
岡田 紗也加 さん (前期課程2年生)
「現代の生活空間をどのように理解し,それへの計画・政策のあり方をどのように構想すべきなのか,という問題をフィールドと理論の双方から考える」というのが私の研究室のテーマです。住居から地区,都市,国土,世界へと広がる空間のすべてに注意を払い,少子高齢化や晩婚化などのさまざまな社会問題に生活空間からアプローチしていきます。私は,教育系の大学で家庭科を専攻していました。家庭科の中でも特に住居分野,「まちづくり」に興味を持ち,まちづくりをより専門的に学ぶために大学院に進学しました。現在は,デイサービスセンターなどの高齢者の施設と保育園などの子どもの施設が併設・合築された「幼老複合施設」と近隣の地域との関わりを調査し,多世代交流のまちづくりを促すことを目的に研究しています。人間にとって「住まい・生活空間」は切り離せない重要な要素です。これからの社会に役立つ,意義のある研究を共に取り組んでみませんか。
案内パンフレット 『神戸大学発達科学部・神戸大学大学院人間発達環境学研究科2016』 より