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表現創造論コース 学生の声2011

自分の可能性にワクワクドキドキ,新しい自分に出会う場所

藤野 志織 さん(表現創造論コース3年生)

 立体造形の世界に飛び込んだのは,自分のやりたいことにひたむきに打ち込む仲間たちに刺激を受け,「私もつくりたい」と思ったからです。それでも最初の頃は,果たしてこれは,ひとを幸せにしたいという自分の夢に繋がっていくのかと,不安でした。しかし,先生の「自分の持っている力を全て注いだ作品は,この世界へのギフトである」という言葉に私の不安は吹き飛びました。自分の表現をとことん追求することは,決して自分に閉じこもった自己中心的な行為ではなく,むしろ,他者とより深く繋がるためのプロセスなのです。
 私は将来,つくることから生まれるひととの繋がりや,新しい自分の発見を,さらに施設などの現場でセラピーとして活かしたいと考えています。そのために,大学生活では,とにかく「つくりたい!」という気持ちを大切にしながら,人間にとってのつくることの意味や表現の役割を,一から問い直したいと思っています。このコースでは,同じ志を持つ仲間や,個性豊かな先生方に囲まれて,学生ひとりひとりが,のびのびと,そして真剣に自分のやりたいことに主体的に取り組み,日々,自分の可能性に挑戦しています。


案内パンフレット『神戸大学発達科学部・神戸大学大学院人間発達環境学研究科2012』 より