自分の表現を客観的に見ることでより深めることができる
高橋 沙織 さん(臨床・感性表現論コース4年生)
臨床・感性表現論コースでは,何を学ぶことが出来るのかと聞かれると,一言で答えることは非常に難しいです。というのも,学ぶべきことは一人ひとりが自ら創り出していくものだからです。
私の所属するゼミでは,自分の行っている活動や愛着のある表現分野から,各自の関心に沿って研究テーマを設定し,それぞれの方法で研究を進めています。私は現在,学外でお笑い芸人の卵として活動しているので,卒業研究では「笑い」をテーマに取り上げてコントの面白さを感性科学的に捉えることに挑戦しています。おかげで,普段主観的に行っている表現を,一歩引いたところから客観的に見ることが可能になり,自分の関わっている「お笑い」という分野をより深く理解することができるようになりました。
また,学生の研究テーマが多種多様なために互いに刺激し合えることや,コース内のいろいろな分野を専門とする先生から異なる視点でアドバイスを頂けることも,このコースの大きな魅力だと思います。
案内パンフレット『神戸大学発達科学部・神戸大学大学院人間発達環境学研究科2011』 より