「幅広い視野を持って芸術を学ぼう」
青木 優佳 さん(表現創造論コース4年生)
私は幼少期からヴァイオリンを学んでおり,芸術大学への進学を考えていましたが,この表現学科では幅広い視野をもって芸術を学べると知り,芸術大学とは違った魅力のあるこの学科を志望しました。表現学科のユニークな点は,他ジャンルの芸術に触れる機会を通じて,自身の専門分野においても表現の幅を広げられるところです。私は,今まで技術にとらわれ価値観が狭くなっていましたが,この学科で学ぶことで,表現には様々なアプローチがあり,感じたことを素直に伝えることの重要性に気づきました。 私が所属する表現創造論コースは,特に実技に重点を置いています。このコースでは必修授業として「表現創造論演習」があり,音楽と美術と身体表現を融合させた舞台を白紙の状態から自分たちで創り上げていきます。様々な価値観を持つ仲間と共に1つのものを創り上げていく上で多くの葛藤がありますが,やり遂げた後の達成感は何物にも代え難いものです。
案内パンフレット『神戸大学発達科学部・神戸大学大学院人間発達環境学研究科2014』 より