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カリキュラム

前期課程の主な科目

科目名 科目概要
ヒューマンコミュニティ創成研究 ヒューマンな環境形成の条件や前提,問題群等への理解を深め,博士課程前期課程での個別の専門領域での学習・研究のための基本的な視点を養う。
人間発達特論I L.S.Vygotskyにより基本枠組みが提唱された「高次心理機能の文化 ―歴史的発達理論」について,基本文献を精読しつつ,その概要について理解していく。
心理統計法特論 心理学研究に必要な統計法について,実際のデータ処理をすることを通して,解説していく。講義と実習を交互に行いながら理解を深める。
教育発達心理学特論I 教科学習における子どもの論理と心理を解明することを通して,教育支援・発達支援のあり方と学習環境づくりの指針を理解することを目指す。
発達障害臨床学特論I 知的障害,学習障害,注意欠陥多動性障害,高機能自閉症等の発達障害がある子どもの個々のニーズに対応した適切な指導と臨床的支援について検討する。
自己形成特論I 自己およびアイデンティティに関する心理学的知見を概説し,自己形成あるいはアイデンティティ形成の心理学的メカニズムについて論じる。
行動発達分析学特論I 自閉症児の発達と障害を理解するために,近年の発達研究の文献をとりあげ,講義・議論を行う。

後期課程の主な科目

科目名 科目概要
人間発達特論II L.S.Vygotskyの「高次心理機能の文化 ―歴史的発達理論」の諸概念や方法論についてさらに検討を深めていく。とくに内言の意味論と想像の発達論との関係を探究する。
教育発達心理学特論II 実際の実践や学術論文を素材に,教育支援・学習支援の実践研究における支援の具体的内容と効果検証の方法を,研究者の視点から検討する。
臨床人間関係学特論II 臨床人間関係学に関わるテーマについて,具体事例をもとに議論し,理解を深める。同時に,人間科学の質的研究法や事例研究法の根拠を明確にしていく作業を共同で行う。
臨床心理学特論II 臨床心理学の視点で,参加者の研究テーマを照らして見えてくる研究課題を詳しく検討し,教育学・心理学・社会学・民族学・音楽論・法学・福祉学・医学・哲学・言語学・芸術論などを学際的に融合させて考察する。
臨床心理実習II 臨床心理事例研究。保健医療,学校カウンセリングや家族関係・発達支援の場面での事例を中心に検討を行う。事例発表のプレゼンテーションについてのスキルも習得する。
自己形成特論II 近年のアイデンティティ形成や自己形成に関する理論的・実証的研究を取り上げ,アイデンティティ形成をはじめとする自己形成の問題について論じる。
芸術療法特論II 芸術療法に関する英語の文献を講読し,芸術療法の理論と実践を深く学ぶ。又,自分が実践している芸術療法のケースについて発表する。
教育能力養成演習 大学教員としての教育能力・教育資質の開発を目指し,指導教員の指導監督のもとで,専門領域の基礎的内容を取り扱う学部の講義科目の「模擬授業」を実施する。