研究や仲間との交流を通じた最高の成長空間
村津 啓太 さん(前期課程2年生)
私は科学教育を専攻しており,小学校理科における学習者の議論能力の育成を目指した授業デザイン研究を行っています。学習者の議論能力に関する英語論文の読解には根気が必要ですが,その内容から大学教授や現場の教師と共に1つの授業を構想する過程は私にとって大変刺激的で,実際に構想した授業が教育現場で有効であった時の達成感は研究の大きな励みとなっています。またコースの魅力的な先輩や同級生の存在も,私の大学院生活を豊かにしている大きな要因です。教育に対して異なるアプローチで研究している仲間と交流する中で,教育に関する知見を多方向に深めることができます。さらに本コースの学生は1つの研究室を共有しているため,研究が行き詰まった時に互いに相談ができ,また励まし合う文化が定着しています。このような居心地の良い人間関係も,私が研究に全力で取り組むことができる大きな理由の1つとなっています。
案内パンフレット『神戸大学発達科学部・神戸大学大学院人間発達環境学研究科2013』 より