アットホームな雰囲気と互いに学び合える環境が魅力
榎 景子 さん(前期課程2年生)
教育科学論コースは,今日の教育が抱える問題や具体的な現象を,歴史的,制度的,方法論的な視点で読み解き,理解を深めることができるコースです。その中で私自身は教育制度論を専攻し,学校と地域が協働しながら子どもを育てていくしくみについて研究しています。研究は地道な作業ではありますが,一つの事をとことん追究する過程には大きな楽しさがあります。また,コースには,他大学,他学部出身の学生や,留学生,社会人経験者も数多く在籍しており,バックグラウンドと専攻する研究領域が異なるメンバーが,ひとつの部屋を共有して研究生活を送っていることも大きな魅力のひとつです。そのため「教育」という共通関心に対し,研究領域や国境を越えた議論や学び合いを日常的に行うことができ,思考の幅を広げたり深めたりすることに恵まれた研究環境にあります。さらに,大学院生同士の仲の良さは抜群で,このアットホームな雰囲気は日々の研究の励みとなっています。
案内パンフレット『神戸大学発達科学部・神戸大学大学院人間発達環境学研究科2012』 より