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社会環境論コース 学生の声 2011

人間を取り巻く社会環境を多角的な視点から読み取る

社会環境論コース4年生  鈴木孝典さん

 みなさんは「人間環境」という言葉で何を連想しますか? 社会環境論コースでは法律,政治,経済,思想,地理,歴史といった様々な分野から人間をとりまく環境を学ぶことができます。私は「復興」というキーワードを通して人の営みを考えたいという動機から社会環境論コースを目指しました。入学後は,学内のボランティアサークルを通して,神戸,能登半島や東北地方など災害の被災地で生活する人たちと関わっています。被災した後,その土地で生活していた人たちに起こる多くの出来事に立ち会うにつれて,災害が起こる前から存在した地域の課題や,災害が起こったあと時間がたつに連れて顕在化するまちづくりの問題点などを実感することが多々あります。そんな時には特に人間をとりまく環境を多角的な視点から考えて行かなければならないと思います。被災地の「復興」とは何か今後も,勉学と実践の中で学んで行きたいと思います。


案内パンフレット『神戸大学発達科学部・神戸大学大学院人間発達環境学研究科2012』 より