こころの問題を「発達」的観点から捉え,主体的に学ぶ
北代 祐 さん(前期課程2年生)
私は「自己評価と学校適応」をテーマに研究しています。学部生の時から学校現場を訪れ,多くの不登校の子どもたちと関わってきました。自信がなく消極的だった不登校の子どもが,関わり合う中で変化していく様子を見て,このテーマをさらに研究したいと思い大学院に進学しました。心理発達基礎論コースでは代表的な発達理論だけでなく,自由度の高いカリキュラムを活かし,臨床心理学や教育・健康といった他分野の授業にも積極的に参加することで幅広い見地を身につけることができます。私自身も様々な考え方に触れることで,子ども観や発達観を広げることができました。また現在,心理発達論コースの補佐員として,学生の相談やサポートを行っています。研究や授業をサポートする側になって改めて気づかされることも多く,学部生と院生が一緒に考えながら,楽しく大学院生活を送っています。
案内パンフレット『神戸大学発達科学部・神戸大学大学院人間発達環境学研究科2012』 より