2014年11月30日(日),神戸大学発達科学部にて防災避難訓練と第4回タウンミーティングが開催されました。防災避難訓練は,神戸市から発達科学部体育館が地震・風水害等による災害が発生した場合の避難所として指定されたことに伴い,地域の防災意識を高める目的で実施されました。30日の午前9時に鶴甲地区の青色パトロールが広報を開始し,住民の方は各自で発達体育館に集合しました。約110名の住民の方を前に,岡田人間発達環境学研究科長,神戸市灘区役所まちづくり課の齊藤氏,鶴甲地区連合自治会の丸田会長が,大学,行政,地域のそれぞれの立場から防災の重要性について話されました。また参加者に回答していただいたアンケートからは,「訓練は非常に大切だと思うのでこのような形で年に2回はやってほしい」,「(自分は)高齢で足も悪いので若い人の手助けがあればと思う」,「鶴甲地区以外でもこのような避難訓練をやってほしい」,「このような機会に住民が顔を合わせておくだけでも災害が起こったときに協力しやすくなると思う」といった意見や感想が聞かれました。
防災避難訓練終了後には,大会議室へ会場を移して第4回タウンミーティングが行われ,約60名の方が参加されました。講師に神戸大学都市安全研究センター長の北後明彦先生をお招きし,「鶴甲での地域避難~必要性・避難の方法・避難先~」というテーマで講演をしていただきました。講演後には,質疑応答と意見交換会が行われました。ここ数年間,日本各地で深刻な自然災害が多く起きていることもあり,参加者の防災に対する関心はとても高く,活発に意見や質問が出されました。今後,発達科学部体育館が実際に指定避難所として機能するために解決していかなければならない課題等も見つかりました。
防災避難訓練
第4回タウンミーティング