2016年11月27日(日)10時~12時に,鶴甲地区連合自治会および青空防犯パトロールと共催で防災避難訓練が開催されました。この防災避難訓練は,発達科学部体育館が災害発生時の避難所として指定されたことをきっかけに,地域の防災意識を高める目的で2014年から毎年実施されています。今年は52組(子どもも含め計100名程度)の住民の方が参加されました。
今年の防災避難訓練は,NPO法人ひょうご県防災教育振興協会に協力をしていただき,「リアル避難所体験」をテーマに実施しました。体育館内に避難所居住スペースの再現コーナー,関連品(非常食,仮設トイレ,避難グッズ,お風呂や水タンク)の展示コーナー,クイズゲームコーナー,ワークショップコーナー(キッチンペーパーを使ったマスクや家庭用ごみ袋を使った雨合羽づくり体験),防災に関する紙芝居・講演コーナーを設置し,参加者は各自で興味のあるコーナーを自由に回っていただきました。
ご年配の方から,小さなお子さんを連れた家族連れまで,様々な年代の方が,興味深そうに各コーナーを回っていました。特に子どもたちが,避難所居住スペースで災害時用の毛布を掛けて遊んだり,真剣な表情でクイズゲームや雨合羽づくりなどに取り組んだりしている様子が印象的でした。
当日はあいにくの冷たい雨で,体育館内は底冷えがする寒さでした。しかし,結果的には,寒さが開催テーマである「リアル」な避難所の雰囲気を作り出してくれました。リアルな体験が,参加者の方の防災意識が高まる一助となったのでれば幸いです。