本ウェブサイトは2022年3月末をもって閉鎖いたしました。このページに掲載している内容は閉鎖時点のものです(2022年3月)。

子ども発達論コース(子ども発達論教育研究分野) 大学院生の声2011

人とのつながりを出発点として,日々自らの視野と見識が拡がる場

橋本 夢仁 さん(前期課程2年生)

 子ども発達論コースの最大の魅力は,人と人とのつながりをタテ・ヨコに大きく拡げることができる点です。コースの学生はモチベーションが高く,ゼミだけでなく,授業や院生控室において他ゼミの友人や先輩方と交流をし,様々な議論をすることによって,日々多くの見識を得ることができています。また,学会や研究会にも参加することで考えを深めたり新たな観点を得ることができるので,これらは非常に貴重な経験となっています。 私は現在,自閉症児の現実・虚構世界に関する認識の違いを,自閉症児自身の物語の産出・理解の面から見ていきたいと考えています。言葉によるコミュニケーションに困難があるとされている自閉傾向の子どもも,「人とつながりたい」という願いをもっています。そうした願いが子どもたちの語る言葉の中にどのように表されているのかを研究することで,「他者に物語る」ことの意味を考えていきたいと思います。


案内パンフレット『神戸大学発達科学部・神戸大学大学院人間発達環境学研究科2012』 より