広い視野が持て,自分の変化が感じられる場所
山田 真世 さん(前期課程2年生)
私が大学院に進んだのは,より自分の興味に沿った専門的な勉強がしたいと思ったからです。実際,ゼミ等では専門分野を学んでいますが,それ以外に学べるところが非常に多く,自分自身と向き合うことが多いことが大学院の良い点だと思います。学べる学問領域は広くなり,先生や他の学生の考えを知る機会も増え,学会や現場もより身近になることで,得られる知識も考え方も変わってきます。このような経験は,研究のテーマや意義だけでなく,自分自身にも大きな影響を与えてくれます。私の現在の研究テーマは,子どもが感じる絵のリアリティについてです。絵だとわかりながらもついつい触って確かめてしまう,お腹がすいてしまう…。リアルな3Dでなくても,私たちは絵からもリアリティを感じ,感情を揺さぶられることがあります。そんな絵から感じるリアリティを子どもはどう感じているのか,理解しているのかを明らかにしたいと思っています。
案内パンフレット『神戸大学発達科学部・神戸大学大学院人間発達環境学研究科2011』 より