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鶴甲いきいきまちづくりプロジェクト 連続講座「園芸教室」 開催報告

連続講座2017「園芸教室」を5月から7月にかけて開催しました。人間発達環境学研究科の実習観察園で専門家の指導のもと,自分たちで野菜や花を育てるというこの講座は,毎回とても好評をいただいています。今回も3回の講座で,小学生から80代まで延べ85名の地域住民の方が参加されました。

初回は5月20日に行いました。3~4名のグループに分かれ,畑の土作りから種まき,花の鉢上げを行いました。この園芸教室では有機栽培で野菜を育てるため,最初の土作りがとても重要です。講師の近江戸伸子教授や市橋秀樹名誉教授の説明を聞きながら,肥料を混ぜて鍬を使って丁寧に畝立てを行い,どんな野菜を育てるかをグループで相談し,4,5種類の種を蒔きました。またこの日は,昨年度の秋の園芸教室で苗植えをしたイチゴの収獲も行いました。

2回目は6月17日に行いました。より大きく野菜が育つよう間引きや雑草取りを行い,二十日大根や水菜などを収獲しました。また,前回鉢上げした花の苗をプランターに植え替えました。残った苗は各自が自宅でも楽しめるよう持ち帰りました。

3回目は7月8日に行いました。自分たちが育てた野菜の収獲と,隣の畑で育てていたトマトやナス,ピーマンの収獲も行いました。グループによって野菜の生育状態に違いが出たのが興味深かったです。収獲した野菜は参加者全員で分け合いました。また,最後には観察園の畑で獲れたスイカをごちそうになりました。

最終回の終了後に行ったアンケートによりますと,ほとんどの参加者の方が「園芸教室に参加して園芸への興味が増した」,「楽しかった」と回答されました。また,「自分がまいた種から立派な野菜が育って嬉しかった」,「土を触る楽しみを知ることができた」という感想や,何人もの方が「参加者同士の交流が楽しかった」という感想を書いておられました。

「鶴甲いきいきまちづくりプロジェクト」は,このようなイベントを通して参加者同士が交流することで,地域住民同士のネットワークが作られることを目的としています。引き続き様々なイベント企画し,地域のネットワークづくりのお手伝いをしていきます。