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連続講座2018「秋の園芸教室」開催報告

 連続講座2018「秋の園芸教室」を9月~12月に,計4回開催しました。人間発達環境学研究科の実習観察園で専門家の指導のもと,自分たちで野菜や花を育てるというこの講座は,毎回とても好評をいただいています。参加申込みは定員人数を超え,抽選により33名の地域住民が参加されました。参加年齢層は就学前のお子さまから80代の方までと幅広く,和気あいあいとした雰囲気で楽しい時間を過ごすことができました。

 1回目(9月15日)は3~4名のグループに分かれ,土づくり,栽培用の畝つくりを行いました。有機質肥料を使い,無農薬で育てます。園芸で大事なことは,「しっかり土をつくり,あとは自然に任せて育てること」と教えていただきました。参加者は備中ぐわを使って土を耕し,各グループで野菜の種を植えました(写真1)。

 2回目(10月13日)は,サツマイモ収穫をしました。大きさも形も様々な芋がたくさん収獲でき,参加者の皆さんはとても楽しんでおられました(写真2)。他には,花苗の鉢上げや,春に採れるイチゴを植えるための土作りもしました。

 3回目(11月10日)は,チューリップの球根を植えました。チューリップは,冬に寒さをしっかりと経験することで,春に花を咲かせることができるようです。深植えしすぎないように気をつけるようにとのアドバイスがありました。他には,花鉢への寄せ植えや,9月に植えた野菜の二十日大根や水菜など,たくさん収獲できました(写真3)。

 4回目(12月15日)は,人間発達環境学研究科の正門前に葉牡丹を植えました。葉牡丹の色や大きさ,バランスを考えて配置します。「記念写真を撮るときのように考えて」とのアドバイスがありました。人はどこから見るのか,高さや空間のバランスも考えて,各グループ試行錯誤しながら植えました(写真4)。そして最後は実習観察園に戻り,人参,じゃがいも,大根,春菊などたくさん収獲することができました。

 終了後に行ったアンケートでは,ほとんどの参加者の方が「参加して園芸への興味が増した」,「楽しかった」と回答されました。また,「身近な所で自然に触れることができてとてもよかった」,「収獲の楽しさを知った」「土作りの話を聞けてよかった」などなど感想をたくさんいただきました。

 「鶴甲いきいきまちづくりプロジェクト」は,このようなイベントを通して,参加者が相互に交流することで,地域住民のネットワークが作られることを目的としています。引き続き様々なイベントを企画し,地域のネットワークづくりのお手伝いをしていきます。

(写真2)(10月13日)サツマイモ収穫
(写真1) (9月15日)土つくり
(写真4)(12月15日)葉牡丹植え付
(写真3)(11月10日)  野菜収穫