本ウェブサイトは2022年3月末をもって閉鎖いたしました。このページに掲載している内容は閉鎖時点のものです(2022年3月)。

第18回アカデミックサロン 「みんなで楽しもう!大学でひと味ちがうお月見会」 開催報告

平成27年9月28日(月)に「みんなで楽しもう!大学でひと味ちがうお月見会」を開催しました。この企画は昨年度に初めて開催し,大変好評をいただきました。今年も,神戸大学サイエンスショップおよび学生天文ボランティア「アストロノミア」と,鶴甲いきいきまちづくりプロジェクトの共同企画として行われました。平日の夜にもかかわらず,事前に申し込みをされた5歳から80代までの様々な世代の52名(子ども14名,大人38名)の地域住民の方が参加されました。

プログラムの内容は,大学が企画するお月見らしく,天体望遠鏡による月の観望と,宇宙物理学の研究者による月のお話しの2本立てです。月の話は,神戸大学大学院人間発達環境学研究科教授で神戸大学サイエンスショップ副室長の伊藤真之先生にしていただきました。アポロ計画から始まり,最近再び注目が集まっている月探査と色々な月探査機の紹介や,月を見てより楽しめるように,月の地形の特徴や月の誕生についての科学的理解についてお話しをしていただきました。ところどころでクイズを出したりしながら小さなお子さんにも理解しやすいように説明をしていただきました。参加者からは,「月の中身はどうなっているの?」や「地平線近くの月が大きく見えるのはなぜ?」といった質問が出されました。

3階のテラスで行われた月の観望では,口径20cmの望遠鏡を含む2台の天体望遠鏡を用いて交代で月を観察しました。後半は,望遠鏡の画像をCCDカメラを用いて大きなスクリーンに投射し,みんなで観察をしました。スクリーンに映し出された月の画像を見ながら,月の海の名前やアポロ11号の着陸地点などが紹介されました。

この日は一年で最も月が大きく見える「スーパームーン」にあたっており,時おり月が雲に隠れてしまう場面もありましたが,参加者は大学でひと味ちがったお月見を楽しみました。